Taro Yoshida BLOG吉田太郎のブログ
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7月2021
激レア設備
CATEGORY | 賃貸管理
弊社管理物件で退去があり、本日はその立ち会いでした。
この物件、東京大学本郷キャンパスから徒歩2分くらいにある、東大関係者にはメッチャおすすめのお部屋です。
旧耐震基準ではありますが、中古市場ではビンテージマンションとして一定の評価があります。
管理も行き届いており大規模修繕もされているせいか賃貸でも結構人気があり、管理人さん曰く「空室が出たら教えてほしいと入居希望者が直接管理事務所に訪れる」そうです。
今回退去した部屋もキレイならすぐ決まると思うのですが、設備の入れ替えをあまりしてなかったので、ちょっと直せばすぐ貸せるという感じではありません。
一番のネックは浴室部分です。
まずはバランス釜。
令和の時代にこれを見るのは激レア!!
私の実家は昔バランス釜だったので個人的には抵抗ありませんが、若い方が見たらナニコレ???となることでしょう^^;
見た目は古臭いですが追い焚きもできるし、そんなに悪いものではないんですよ?(^^)
ちなみに 追い焚き後にかき混ぜないで湯船に入ると、下の方が冷たくて意外とぬるかった というのは バランス釜あるある だと思います((´∀`))
次にトイレ。
タイル張りでバストイレ一緒の仕様なのです。
この物件を見るまで、このような仕様の存在を知りませんでした(;’∀’)
バストイレに手を入れるとなるとタイルを壊して作り直さなければいけないので、工事費用はここだけで3ケタ濃厚です。
そこまで大きな改修をするのであれば下回りの給排水管も手を入れないといけませんので、そうなってくるとリノベーションした方がいいという話にもなってきます。
キチンとコンセプトを決めてリノベーションすれば現在の賃料設定よりも高く入居させることは、その前にまとまった初期費用が必要となります。
オーナーさんも「どうしようか…」と悩んでおられたので、通常の原状回復見積もり、リノベーション見積もり、売却査定をお見せして、オーナーさんにとって一番いい選択ができるようお手伝いしようと思います。