Taro Yoshida BLOG吉田太郎のブログ
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11月2023
匂いチェック
CATEGORY | 賃貸管理 クレーム・トラブル対応
昨日の続きです。
15:30に部屋へ向かい状況を確認します。
「Sトラップにパイプユニッシュやって匂いが上がってくる可能性は低い」且つ「謝罪しない対応」ということもあり、状況確認してさっさと帰ろうと思って見てみると…
まさかのワントラップでした😵
そして排水口を確認すると、完全にわかるレベルで匂いが上がってきてます。
お客さんの使い方を聞くと「生ゴミはきちんと取っている」と主張しており、横には生ゴミをまとめた袋と生ゴミ受けも置いてありました。
完全に想定外の展開で「あれ?ちょっとヤバいかな?」となってしまいました😩
「解決するにはワントラップからSトラップへの変更が必要なのか?」とも考えてみました。
一般的にキッチンの排水設備はSトラップが殆ど。
シンク下を見るとスペースに余裕があまりありません。
「Sトラップに必要なスペースが確保できない、または配管が接続できないためワントラップを付けた」という可能性が状況から判断できます😓
解決方法が思いつかないので、この物件をつくった建設会社さんへ相談の電話です📱
被害&設備状況を説明し、どうすればいいか話しながらシンクを覗いていると、ふと気付いたことがありました。
「何でキッチンにある生ゴミ受けがお椀型なんだろう?」
私の記憶では、生ゴミ受けの形状は縦長だったような気がしました。
ここにある生ゴミ受けはお椀型で、底が網状になっております。
最初からお椀型だったか取説を確認してみると…
縦型の形状でした。
お客さんにこのゴミ受けをどうしたか聞いてみると「汚くなったので捨てて、今使っているものに交換した」らしく、更に交換した時期を聞くと「匂いを感じ始めた数日前」とのこと。
純正のゴミ受けは底面を排水口の水部分に挿入して匂いを塞ぐ役割があります。
お客さんが買ったお椀型ゴミ受けは、底面が網状のお椀型。
蓋の役割はありませんから当然匂いは上がってきますよね?
…ということで、お客さんに一通り説明し、「排水トラップ兼用ゴミ受けを交換したことで匂いが上がっている可能性大なので、元に戻して様子を見てください」と伝えました。
お客さんは特にゴネることもなく、匂いの発生時期や交換部品が違うこと等をキチンと理解して納得してくれました😮💨
最初は「お客さんの対応次第ではとっちめてやろう」と思いましたが、まさかの「即、俺のターン終了」でヤバい状況でしたが、何とか解決できてよかったです。
今回の対応内容は先日合格した賃貸住宅メンテナンス主任者のテキストにもある内容なので、その知識が活かせたという意味でもいい勉強になりました🙌