Taro Yoshida BLOG吉田太郎のブログ
07
10月2021
歴史を学ぶことで、考え方が多角的になった。
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私は歴史が非常に好きで、暇さえあれば書籍やネット記事、動画を漁っております。
最初は日本史ばかりでしたが、ここ数年は世界史を見るようにもなりました。
そうすると、私自身の「物事の考え方」が大きく変わりました。
どう変わったかというと、今まではある一つの出来事を近視眼的に見ていたのが、多角的に見るようになったのです。
■見方を変えると別のものに見える
例えば世界地図。
日本国内で売っている世界地図は殆どがこんな感じ。
この地図は、私が2ヶ月前に本屋さんで買ってきて自宅のワーキングスペースに貼っている、幼児向けの世界地図です。
日本を含めたアジアが中心にあるから、物事も日本が中心というような気がします。
では、この地図をヨーロッパ中心にするとどう見えるでしょうか?
日本を中心としたメルカトル図法を切り張りしているので、各国の位置は正確ではありませんが、日本は東の端っこになってしまいました。
第二次世界大戦後に極東軍事裁判が開かれましたが、この地図を見ると裁判名の由来がわかりますね。
では、アメリカ中心だとどうでしょうか。
日本の位置は、太平洋を挟んでアメリカ・ヨーロッパの資本主義陣営と、共産主義国家の中国と超大国ロシアの間にあります。
日本や朝鮮半島が「資本主義陣営の防波堤」になっており、地政学的に見ても非常に重要だということがわかります。
同じ地図なのに、見方を変えるだけでこれだけ変わってしまうのです。
■見る方向を変えてみる
上記はあくまでも一例ですが、こういった多角的な思考ができるようになってから、怒ることがすごく減りました。
ある出来事を、自分目線で見ると全く理解できないことも、相手目線で見ることでわかることがあります。
社会人の立場では理解できなくても、学生の立場ならわかることもあります。
自分が子供の時に理解できなかった親の言葉を、自分が親になったらわかることもあります。
見る方向を変えてみる。
私にとってはとても大事な考え方の一つです。