Hayato Hamada BLOG浜田隼人のブログ
09
3月2022
good-bye白馬
当社は長野県の白馬村で宿泊施設とアパートを営んでいるのですが、アパートの一室を自社利用していました
宿泊施設の運営で、冬は結構入り浸りになっていたこともあり、アパートの一室が重宝しておりました
しかし昨今のコロナ禍において、宿泊施設の運営は断念それに伴ってアパートに行く機会もほぼなくなり、僕がゴールデンウィークとか夏休みに行くだけの利用となってました
方やこのアパート、お陰様で人気でして、空いたら教えて、という人がいてくれてるありがたい状況
もう今後の宿泊施設の見通しがなかなか立たないな、という状況で、ちょうど地元でお世話になってる不動産会社さんから、使ってるお部屋を貸し出す気はないかという話を改めて頂いたので、お貸しすることにしました
すぐにご入居をご希望ということなので、急遽私物を引き上げに
翌週には家具等一切合切を搬出していただき、クリーニングを施工して、三連休明けから入居者さんが入られます
滅多に行かないので、勿体ないですからね
気に入ってお住まい頂ける人に使っていただくほうが、建物的には幸せなはずです
しかし、、、 いざ片付けて物を引き上げるとなると、何だか切ない気分になってきますね
約3シーズンに渡って冬は入り浸ってましたし、自分で土地を選らんで、自分が一からデザインした建物ですし、愛着はありまくります
建物にとって最適なこと、また超たまにだけ使う私のエゴよりも、会社にとっては家賃収入になりますし、間違いなく借り手さんにお住まいいただくほうが良いのは200%間違いないのですが、1人でポツンと部屋を整理して、最後に部屋を出る瞬間は、何だか何とも言えない切ない気持ちで、涙が出そうになりました
気持ちを込めて一礼したのですが、何だか足りずに、もう一度入室して一礼、誰に聞かれるわけでもないので、大きな声で「ありがとうございました」と部屋に告げて、アパートを後にしました
帰りの車のBGMは青春時代に聴いてた音楽を中心に流して歌って運転してましたが、失恋系の曲になると何故か歌詞が身に染みました
別に失恋したわけでも何でもなく、すこぶる幸せですが、この物件から出て行くという行動が、何か失恋のシチュエーションと重なったんでしょうね
まあそんだけ思い入れのある物件を作れたこと、冬のシーズンだけではあれど、その物件で生活できたことは、とても幸せなことだったんだと思います
それにしても、白馬の市場調査からはじめて、ずっと通った時期をとても懐かしく感じました
以前はノンストップで運転も余裕だったし、本当にしょっちゅう車で行き来してましたが、ここのところはもっぱら新幹線とレンタカー今日は荷物の引き上げがあったので、久々の車での往復でしたが、疲れたな〜行きも帰りも2、3回休憩しましたよ
まだここ5、6年前とかのできごとなのに、ノンストップでしょっちゅう行ってた日々が懐かしく、こんなに休憩を挟むなんて、歳を取ったなー、と実感しました